以下お気持ち表明

 

約2ヶ月間、休職しました。

夥しい数の同僚が去っていき、自分が頑張り続ける理由は、もう随分と前からぼんやりしたまま、目の前の膨大な仕事に追われ、3年。

改善されない労働環境に疲弊し、少しずつ増えていった心と体の異変に「あれ、やばいかもな」と気づいてはいたけど、思考するエネルギーは残っておらず、時間になれば家を出るよう設定されたまま、やり過ごす日々でした。

生活の軸である睡眠、食事がままならなくても、勤務に穴をあけるわけにはいかないと、休むなんてできない、その考え自体が間違った選択であることを、理解していませんでした。

三者に無理やり止められて、ようやく立ち止まることができました。

 


最初は上手く休めなくて、仕事のことがぐるぐると頭を離れず、ただただ、頑張って生きてきただけなのにどうしてこうなったのか、変えられない自分のクソ真面目さと要領の悪さのせいだったのではないかと、暗い気持ちになりました。元来考えすぎるタイプの私は、このままでは治らないと思い、眠れなくても目を瞑るようにしました。

何もせず、何も考えないことにも練習が必要だと知りました。

継続して薬を飲み、文字通り泥のように眠り、適切な食事を摂って、少しずつ動けるようになっていきました。好きな格好をして好きなところに行き、好きな人と会い、ずっとやりたかったことや心躍ることをして過ごしました。こんなにゆっくりとした時間を過ごすことは、人生で初めてだったかもしれません。

 


療養期間を経た現在、まだ100%ではないですが、日が昇ることへの恐怖は小さく小さくなりました。薬はまだ手放せないですが、休み始めた当初とは明らかに、以前の自分が帰ってきたように、元気になりました。

周りの人の様々な意見を聞いて思案した上で、明日から復職します。

不安や緊張がどうしても顔を出します。大丈夫かな、大丈夫だよねの繰り返しです。でも、休んだことで知った、"未来も人生も、わたしが決めていい"という事実に、背中を押されました。眼前には色々な問題があるけど、経験した人にしか分からない学びを得たと思って、勇気をもって、失敗や後退を恐れず、前向きに楽しく進んでいきたいと思います。少しずつ、少しずつ。

 


大袈裟でもなんでもなく、「あ〜生きていて良かった」と感じます。健康な心と身体がある生活の有り難さを知りました。

こんな風になる前から、支え続けてくれた家族、遠くで、近くで、ずっと心配し励ましを送ってくれていた大切な人達。

本当に本当にありがとう。 恩返し待っててね🏃‍♂️

 


"本当に勇気のある人はどういう人か。

怖くないのが勇者では無い。

震えながらでも1歩前に出る人が勇者なのである。"

 

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